ダニなどの害虫を防ぐ・小麦粉の保存方法

ダニなどの害虫を防ぐ・小麦粉の保存方法

パンに欠かせないのが小麦粉ですが、保存方法によっては非常に危険な害虫を招いてしまうことも。

小麦粉っていつまで日持ちするものなの?どこにどうやって保存したらいいの?

そんな疑問を集めてみました。

 

粉物に潜む意外な危険

 

小麦粉などの粉物には、実はダニなどの害虫が発生するリスクがあるのをご存知ですか。

開封後の袋にダニが入り込み繁殖し、気づかないままその粉を使って作られた料理を食べて重度のアレルギー症状を引き起こした例も幾つか報告されています。人によっては呼吸困難や意識障害を引き起こしたケースも。

1993年にアメリカで発見されたこの現象は、パンケーキシンドロームと呼ばれ、日本でも数多く報告されています。

小麦粉だけでなく、ホットケーキミックス、お好み焼き粉など糖分の含まれる粉は更に危険で、日本で起きるパンケーキシンドロームの殆どはお好み焼き粉から発生しています。

火を通せばダニは死ぬんじゃないの?と思いがちですが、ダニは死んでもアレルギーの原因物質は消えません。

粉は傷まないから常温保存でも大丈夫、ではないのです。

 

なぜ、どこからダニは発生したのか

 

ダニはどこから入ってしまうのでしょうか。

 

「ウチのは密封パックだから大丈夫」

「ジップロックに入れてるから平気」

「しっかり蓋をしていれば入るはずがない」

 

皆さんそう思っているのですが、残念ながら密封容器の中から検出されるダニも少なくありません。

ダニは食べ物の匂いに集まり、袋の外に常に張り付いていて、袋や蓋を開けた瞬間に入り込みます。そして中で卵を産んで繁殖してしまうのです。

こうなると密閉されているが故に、ダニは餌に囲まれた安全な状態で爆発的に増えてしまいます。

・余談ですが、ペンタブレットのペンデバイスの芯を、乾燥パスタで代用していたら ペン先からダニが湧いたという話がネットで評判になりましたね。食べ物を他のことに使ったりするとこういうバチ(?)が当たります。

 

小麦粉の賞味期限

 

小麦粉の賞味期限は、未開封状態で強力粉なら半年、薄力粉なら一年とされています。

開封後はどのメーカーでも「お早めに」とされていることから、あまり日持ちしないことが伺えます。

未開封で半年、ということを考えれば開封後2ヶ月くらいで賞味期限は切れていると言えるでしょう。

また、ご家庭の保存環境にも大きく左右されます。湿度の高い夏場はもっと早く劣化しますし、カビの発生も考えられます。

使いやすいように小分けにする方も多いと思いますが、品質劣化は避けられません。

 

ダニを防ぐ保存方法

 

ダニはどんな小さな隙間でも入り込んでしまうため、完璧に防ぐ方法はありません。

唯一防ぐ方法は密閉して、ダニの活動できない低温状態である冷蔵庫に入れて保存することです。

ただ、この方法だと冷蔵庫から出し入れする際の結露や、他の食品からのニオイ移りなどが考えられます。特に粉は匂いを吸収しやすい食品なので周りに置く食品には匂いの強い果物や野菜は避けましょう。

とはいえ未開封でも半年の賞味期限ですから、それ以上になると味も劣化してしまいます。

 

 

 

早めに使い切る

 

もちろん、一番いいのは早めに使い切ることです。料理で使うと、必要なときに足りなくて、使わない時に余っているという歯がゆい事が多いのですが、そんな時こそホームベーカリーで使っちゃいましょう。

一斤焼くのに250g程度を消費し、1kgの袋でも4回で使い切ることができます。計算しやすく、我が家では常に新しい小麦を買い足している状況なので劣化や害虫とも無縁です。

小麦粉はお好み焼き粉やホットケーキミックスのような糖分がないため、リスクは低めではありますが小麦グルテンはダニの餌になり得ますので用心に越したことはありません。

開封したら、冷蔵庫に入れて、早めに使い切る。これを習慣づけてください。