ライ麦パン

パンの食べごろ

ご飯は炊きたてが一番美味しいですね。

パンも焼きたてが一番…ですが、焼きあがってすぐに切り分けて食べるのが一番とは限りません。

ご飯に「蒸らし」の時間が必要なのと同様に、パンも程よく粗熱を取り水分が抜ける時間が必要です。

 

焼きあがった瞬間は食べごろじゃないの?

焼きあがった瞬間というのは、まだ発酵が終わって間もないので、アルコール分解の香りがわずかながら残っています。

まずは粗熱をとるために20分くらいは網の上に置きましょう。

パンの中には水分がこもっていますから、蒸気として抜けるまではパンに粘り気が残っています。適度に抜けてパン本来の弾力と食感ができてくると、焼き上がりの風味も生地にしっくりと馴染んでくるでしょう。

 

パンの種類による食べごろ

・フランスパン

粗熱を取ってから三時間位のうちが一番の美味しいタイミングです。細長い分、乾燥が早く、12時間経ってしまうとかなり固くなってしまいますね。

固くなった場合はキッチンペーパーに水分を含ませて包み、レンジで10秒ほど温めるとしっとりとした柔らかさが戻ります。やりすぎるとぐにゃぐにゃして噛み切れないパンになってしまうのでほどほどに。

 

・天然酵母で作られたパン

乳酸菌などの酸味があるパンが多いです。粗熱が取れてすぐも美味しいですが、一日経ってからのほうが味がマイルドになるでしょう。

天然酵母のパンは発酵に時間をかけているため、イーストで焼かれたパンよりも日保ちして冷蔵庫で5日程度は大丈夫というのがパン屋さんの見解です。

何故時間をかけた天然酵母は日保ちが良いのか…というと、まず時間をかけているので水分が抜け、糖は分解されているのと酸度が高いためにカビなどの雑菌が繁殖しづらい環境にあることが挙げられます。天然酵母で無添加だからすぐ悪くなってしまうのでは?と思われがちですが逆なんですね。もちろん、砂糖を多く使う商品だともう少し日持ちしないなど原材料によって条件は異なります。

 

・ライ麦パン

ライ麦が配合されていると少し日保ちが良くなります。涼しい季節なら2-4日は常温で大丈夫でしょう。焼き立てよりも一晩寝かせて翌日が一番美味しい食べごろです。

 

・食パン

皆さん御存知の通り、焼いて粗熱が取れたときの焼き立てが一番の食べごろです。冷蔵庫に入れてしまうと風味が急に落ちてしまいますので当日から翌日までに食べ切れるのが理想ですが、3日くらいはトーストすれば美味しく食べられます。それ以上かかるようなら一枚ずつラップして冷凍し、好きなタイミングで解凍して食べるという方法もあります。

 

菓子パン、惣菜パン

乗せているフルーツ、水分やクリーム、砂糖が多いものは日保ちしません。当日内に食べきりましょう。デニッシュ系の サクサクした食感のものは当日でないとしんなりとしてしまいます。

チーズなどのトッピングも当日に消費されることを想定して作られています。冷めてしまった場合にはレンジまたはオーブンで。

惣菜パン

 

パンの冷凍保存について

食べごろに全部食べきれるのが理想ですが、どうしても食べきれないときにはラップ、またはジップロックでの冷凍保存をすれば一週間くらいは保つでしょう。

ポイントとしては「空気に触れさせないこと」。食パンは一枚づつラップ、クロワッサンなどはジップロックに入れますがストローを使い空気を抜いて密封させるようにしましょう。空気に触れてしまうと冷凍庫の雑多な匂いが移ってしまいます。

解凍は常温で行いますが、オーブンに入れる前に霧吹きで表面を軽く吹いておくとパリッとした食感が(少しは)戻ります。